都内や近郊エリアのターミナル駅の近くに高さを競うかのようにタワーマンションがたくさん建ち並ぶという光景はもう珍しくありません。
そんな通称タワマンと呼ばれる高層マンションの上階はかなりの高額物件でありながら、一度は住んでみたいと考える方が多いですね。
私ももしチャンスがあればあんな摩天楼の上階の住人になってみたいなと漠然と思います。
知り合いにも友人にもそんなタワマンで暮らしている人はいないので、不動産エージェントになるまではどんな様子なのか知りませんでした。
では試しにどんなものなのか見に行ってみようということで、下見内見という形であるタワーマンションの40階くらいの部屋を訪れました。
室内に入ると意外に普通なにだなという印象でしたが、高いという以外は室の空間に低層階マンションとの違いがないのは当然でした。
しかし、バルコニーや外に面した窓からの景色を眺めるとそこは全く別世界!
こんな風景は東京タワーとかスカイツリー、横浜ランドマークに上らないと見られないという今までの認識が変わりました。
この開放感と気持ちよさはやはりタワーマンション上層階の最大のメリットです。
毎朝、毎日、そして毎晩、ここから眺められるパノラマ風景は素晴らしいことでしょう。
ただ、良いこと尽くしではないのは何事にも付きものでして・・・
まず、太陽が近くなる所為なのか正直ちょっと暑い。
噂によると最上階になるとさらに暑さが増してしまうらしい?
それと窓を開けたりバルコニーに出ると下界からの騒音が予想外に響く。
こんなに地表から離れているから騒音も減少しそうな気がしますが、逆になんか上に向かって音が登ってくるような感じでちょっとうるさいかな。
まぁこの暑さも騒音も窓を開けていたらの話であって、窓を閉めてエアコンを効かせれば断熱効果の高い最新建築の室内は高原の涼しさと静けさを取り戻せるので問題ないでしょう。
あと一つ問題があるとしたら、こんな素敵な景色を眺めながらモーニングコーヒーをゆっくり飲んで寛いでいると、仕事に行くのが嫌になりそうってことです。